Continuosで始めるC# / Xamarin : 002 Script
Scriptというお手軽開発機能
iPhone上でプログラムを動かせるというだけでもお手軽ですが、ContinuousにはScriptというお手軽開発機能があります。
C#はコンパイル言語ですが、Continuousではスクリプト言語のようにも動かせます。プロジェクトとかソリューションとかのファイルも必要無く、ソースファイル単体で動作します。
早速試してみましょう。まず、[ + ] アイコンをタップして新規作成します。
[ File ] → [ C# ] → [ Script ] と順にタップ。
ファイル名を決めて [ Create Script ] をタップしたら準備完了です。C#では、ファイルの拡張子はcsですが、Scriptだとcsxになるようです。
クラス定義も不要
C#のプログラミングは、クラス定義をして、中にMainメソッドを書くところからスタートするのですが、スクリプトの場合は、そういうのはなしで、ベタにコードを書いていけます。
以下のコードを入力してみましょう。プログラミングの経験のある方なら、C#の文法の説明は不要ですよね?
using System; int a = 4; double b = (double) a / 3; string c = "HELLO"; Console.WriteLine( c + " WORLD" );
入力して少しすると、実行されて各行の実行結果は、その行の右側に表示されていきます。これがAuto Runの機能です。Auto Runを切っているときは、画面上部の [ ▶︎ ] ボタンを押すと実行されます。
コンソール画面も確認してみましょう。ちゃんと出力されてますね。
Scriptでユーザーインターフェイスを表示
実は前回のIntroductionのマップのサンプルもScriptでした。下図のような画面でした。つまり、Scriptからもユーザーインターフェイスが出せるんです。
これだけのコードで地図表示が出来ます。実質1行です。
using System; using Foundation; using UIKit; using CoreGraphics; using CoreLocation; using MapKit; var Main = new MKMapView( new CGRect( 0, 0, 320, 100 ) );
Mainという変数にUIViewをセットすると画面に表示されるようです。